歯のお手入れについて
2022.01.27
皆さんこんにちは!
歯科技工士の吉満です。
今回は「予防歯科」についてお話しさせていただきます。
予防歯科とは、虫歯や歯周病などになってからの「治療」ではなく、名前の通りなる前の「予防」を大切にしているものです。
内容としては、
歯科医院などで行う「プロケア(プロフェッショナルケア)」
歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいて自分で行う「セルフケア」
などがあります。
⚪︎プロケア
・スケーリング
歯科衛生士が、スケーラーという器具を使用し歯石を除去する
・フッ素塗布
高濃度のフッ素を歯に塗布し虫歯を予防する
(フッ素には、エナメル質の修復を促進し、歯の質を強化する働きがあります)
・シーラント
歯垢が残りやすい歯の噛み合わせなどの溝を、樹脂で塞ぐことで虫歯を予防する
・歯磨き指導
患者様ひとりひとりの口腔内の状態に合わせた、セルフケア方法の指導
⚪︎セルフケア
・適切な歯磨き
歯科医院で指導された磨き方や、フッ素配合のハミガキ剤を使用する
(フッ素を口内に残すため、すすぎは一回程度にする)
・フロスの使用
歯と歯の間などの歯ブラシの毛先が届きにくいところには歯垢が残りやすいため、フロスを使い除去する
・洗口剤(デンタルリンス)
殺菌剤入りの洗口剤で菌の増殖をおさえる
(睡眠時は唾液が減少するため、就寝前の使用がおすすめ)
歯科医院には、虫歯や歯周病になってから治療をするために通うというイメージが強くあります。
しかし、なる前から定期的に検診やお手入れをすることで虫歯の進行も最小限に抑えることができ、その治療による費用や時間も抑えることができます。
通うことを迷っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
まずは、歯科医院に行ってみることから始めてみましょう!