皆さん、こんにちは。
新年になりましたね~!2022年です(^^)
皆さんは歯の定期検診に行ってるでしょうか?
歯医者に行ったら定期的に来てください~と言われることがあると思いますが、では実際どのくらいのペースで来院すればいいか気になりますよね。
実は、歯医者の来院頻度はその人の歯や歯茎の状況によって変わります。
毎月クリーニングしたほうがよい人から、半年に一度でも大丈夫な人までさまざまです。
時間の経過とともに細菌が増殖!?
久しぶりに歯医者に来たのであれば、歯茎が腫れてる可能性が高いです。
なぜなら、歯と歯茎の境目には歯周ポケットと言われる溝があり、そこに細菌が常に住み着いているからです。
歯磨きを丁寧に毎日頑張ってる方でも、ポケットの中の細菌をゼロにすることはできません。
歯医者でクリーニングを行っても、食事をしたりするたびに汚染され、日々の生活の中で、菌が増殖していきます。
菌が増殖すると、最初のうちは歯茎を腫れさせたり虫歯にならせたりなど悪さをしなくても、それが1ヶ月、2ヶ月、、半年と経っていくと、細菌叢が変化していき、歯茎の炎症が出てきます。
歯茎の炎症は最初は痛みがありません。お口の中は自分では見えないし、痛みがないしわかりにくいということが歯周病の恐ろしいところです。
クリーニングの頻度は人によって様々ではありますが、だいたい一般の歯医者では3ヶ月に一回のメンテナンスをおすすめしています。
この設定期間は歯医者さんによって様々ですが、メンテナンスでできる、菌のリセットではちょうどいいバランスになります。
久しぶりの歯医者さん、次はまた半年後でもいいかな…
久しぶりの歯医者であれば、歯茎が炎症している可能性が高いので、ある程度炎症を抑えてから定期メンテナンスに移ります。
炎症を抑えるというのは、長い期間を経て付着した歯石を取る治療になります。
歯石は専用の器具でしか取り除くことができず、また、歯の根っこの形や歯並びが複雑だったりするので、一回で取り切るのはなかなか難しいこともあります。
こういった歯石を取る治療を「歯周病治療」とわたしたち歯科衛生士は言っていて、歯の定期的なメンテナンスとは少し意味合いが違います。
歯周病治療は、歯茎の炎症を抑えるための治療であり、歯のメンテナンスは、炎症を抑えた歯茎を現状維持させるための治療になります。
人にもよりますが、久しぶりに歯医者に来てみて、次は半年後に来ていいです〜ということはあまりありません。
久しぶりに歯医者に来たのであれば、少しだけ頑張って歯茎の炎症を治してから定期メンテナンスに移ったほうが、自分のためになります。
自分の歯茎がどのくらいの炎症で、どのペースで歯医者に来たらいいのか、ぜひ歯医者さんに行って聞いてみてください。
さこだ歯科では、歯茎の検査をするときに、位相差顕微鏡でプラークの菌の活動性見ることができます。
自分の歯と歯茎、または歯と歯の間に潜んでる細菌がどのくらい生きて活動しているのか確認してみてください。