まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年は暖冬、なんて言われていてそんなこと言われても今は寒いけどな…と思いながら。
確かに11月くらいまで日によっては半袖なんか着ていたのも思い起こされます。
ただ確かにそのせいで農作物なんかには多大な影響が出ていたので、今年の冬はどんな感じになるんだろう…ともう数ヶ月後のことをぼんやりと考えています。
個人的には暖かい季節の方がやはり気分も滅入らないし、仕事が終わってもまだ外が明るいのでなんか得した気分になるので夏が待ち遠しいなー、なんて思っています。
さて、今回は歯の神経についてのお話をしたいと思います。
歯の構造を簡単にいうと、1番外にエナメル質というかたーーーい組織があって、その内側にそれよりは少し柔らかい象牙質があります。
そしてこれは硬い組織に守られている内側にあるのが神経となります。
これだけ外側が硬いだけあって、中の神経はすごく弱いです。虫歯の治療中に突然歯医者さんに、これは神経までいってるから治療しないとダメだね、と言われて神経を取られた経験のある方も多いのではないでしょうか。
これは正しくて、それだけ弱い組織なので硬い組織を削って中の神経の入り口まで到達してしまうと、口の中には唾液含め雑菌が沢山いますから、かなりの確率でそこから一瞬で中の脆い組織の中に菌が入り込んで繁殖してしまい、中の神経がダメになってしまいます。
それによってよく言う、根がダメになった、という状態になってしまって神経の治療=根の治療ってものが始まってしまうわけですね。
これが本当に厄介で先ほど書いたように口の中には雑菌が沢山いて、バイ菌が入ってしまうと頑張ってお薬なども使いながら殺菌していくんですけどなかなか成功率が高くないのが現状です。
大体5割くらいの歯は再治療になってしまったり、最悪抜歯になってしまう事も多いので神経を取らずに残せることは本当に大切なのです。
なので、あれ?しみる?虫歯かも…と思ったらなるべく早めの受診・虫歯治療を本当にお勧めします!!
ただ、もし神経の治療になってしまった…となっても根の治療の成功率を上げる選択肢、というのも当院としては準備させて頂いています。
それがマイクロスコープ、という歯科用の顕微鏡を用いた治療です。
根の中が悪くなってしまうとそこに神経の取り残した物質があると痛くなったり、あとは雑菌の塊ができてしまったりします。それを顕微鏡を覗きながら緻密に原因物質を掻き出して取ったり、さまざまな薬液を用いて消毒したり、感染の原因になり得る唾液の侵入をラバーダム、というゴムを使った器具で物理的になるべく防いだりなど色んなことをして治療をなるべく早く、そして確実に治せるよう施術する事が出来るのです。
ただし、これだけ色んなことをしたり、時間をかけて様々な材料等をつかって丁寧に治していくので自費の治療の範疇で対応をさせて頂いています。
この治療に関して興味のある方には費用を含めて直接しっかりとご説明をさせていただけたら、と思います。
根の治療でお困りの方は、是非ご相談頂けたらと思いますし、前述させて頂いたように神経を取らずに済むに越したことはないので、虫歯をご自身でも疑われている方はまず検診からご案内できると幸いです。
お気軽にお電話からでもメールからでもご相談くださいませ。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 柿沼
- 長崎大学歯学部卒業
- 長崎大学臨床研修医
- 2017年11月医療法人宝歯会かじわら歯科入社
- 2018年4月医療法人夢昴会ふじた歯科入社
- 2021年7月医療法人篤志会さこだ歯科入社