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歯の神経のお話。

2025.02.12

こんにちは。歯科衛生士の田原です。

鹿児島にもついに雪が降りましたね!まだまだ寒い日が続きますので、体調にはお気を付けください。

 

さて、今回のテーマは、「歯の神経について」です。

歯には、真ん中に神経の部屋があり、その部分は空洞になっています。この部屋の事を歯髄といいます。

その神経の部屋は、歯の根っこから血液や神経で全身と繋がっており、歯の栄養に関わっています。

歯の神経があることで・・・

①歯に栄養を送る

歯髄に多くの毛細血管や神経が通っているので、その血管を通して、栄養がいきわたります。

②外部からの刺激を感じる

歯髄には神経組織が含まれており、外部から受けた刺激を感知し、脳に伝える働きがあります。

髪の毛一本でもお口の中に入ってると違和感ありますよね。

ただし歯の神経には痛覚しかありません。冷たい物や熱い物がしみたりすることがあると思いますが、あれは痛覚によるものです。

③年齢とともに歯髄の厚みが増えたり、虫歯などの刺激によって歯髄の厚みが増える

神経の部屋(歯髄)は空洞になっていますが、その空洞が加齢に伴い、部屋に厚みが増すことで、部屋が小さくなります。

歯の硬い部分の組織が増えるわけですから、しみるのを予防したり、細菌の侵入を防いだりして歯を守ります。

また、虫歯が進行した際も、虫歯がなかまで進まないように、新たに神経の部屋を狭くして、硬い組織(第三象牙質)を作り修復することで、防御したりする働きがあります。

 

神経がある事でたくさんのメリットがあります。

神経の無い歯は、枯れ木のように栄養が行き届かないので歯の寿命が短くなります。

出来る限り神経を残せるように、歯医者には定期受診し、歯磨きなどのセルフケアの見直しもしてみましょう!

 

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 田原

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