皆さんこんにちは！歯科技工士の吉満です。

今回お話しさせていただくのは、歯の「神経」についてです。

歯には歯髄という神経が通っており、虫歯ができた時に痛みや、温度を感じる部分です。

歯髄には、神経と血管が通っており歯に栄養分や酸素を運ぶ大切な役割があります。

しかし、虫歯が進行してしまった場合治療で神経を抜いてしまうことがあります。

神経を、抜いた歯にはどのような変化が起こるのかご紹介させていただきます。

⚪︎歯が脆くなる

歯に栄養が供給されなくなるため、枯れた木のように脆くなってしまう。

（歯が割れる、折れるなどのリスクが高まる）

⚪︎歯が変色する場合がある

抜髄した歯は、茶色や黒色に変色してしまう場合がある。象牙質に微細な汚れが蓄積していくため着色してしまう。

⚪︎トラブルに気付けなくなる

抜髄をした歯のことを無髄歯といい、無髄歯は知覚がないため、痛みやしみるといったことを感じることが出来ません。

そのため、口腔内の異変に気づけないため定期的なメンテナンスを受け清潔に保つ必要がある。

⚪︎歯茎に痛みが出る場合がある

抜髄したことで空いた歯の空間に菌が感染し、その菌が歯茎に到着することで歯茎の腫れや痛みを引き起こす場合がある。

鹿児島市中央町　医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科技工士　吉満