歯みがき、検診をいつまでも〜歯と口の健康を守る〜
2025.06.28
皆さん、こんにちは。早いもので今年ももう半分ですね。
一年の折り返しの6月、6月と言えばビッグイベント「歯と口の健康週間(6月4日〜10日)」の6月です。今年の標語はお口の健康と体の健康のつながりを考えさせてくれて昨年と同じ様にいい標語でした。
「予防こそコスパ最高」という説を聞いたことある方もいらっしゃるかと思います。たしかに、病気を予防することで病気の治療費やその他の必要な経費、時間などを削減することができるかと思います。
お口の病気の予防として真っ先に思いつくのは、むし歯や歯周病の予防ですね。歯ブラシで歯みがき、糸ようじや歯間ブラシで歯と歯の間のおそうじ、歯科検診の受診が代表的な予防法ではないでしょうか。
しかしながら、むし歯や歯周病の予防だけがお口の病気の予防ではありません!
噛む力や歯ぎしりから歯や顎の関節を守るのもお口の病気の予防になります。
詳しい説明は割愛させていただきますが、噛む力は大きく、噛むことで奥歯には大きな負荷がかかります。奥歯は横方向の力に比較的弱く、横方向の負荷がかかり続けることで歯の揺れが発生してきたりしますので、噛む時に犬歯(糸切り歯)が奥歯へのその負荷を軽減するように噛み方を誘導してくれます。しかし、歯並びによってはその誘導がうまく機能しないことがあります。そこで、誘導が機能することを目的として、歯並びの矯正治療を行うこともあります。
また、歯ぎしりは歯だけではなく、顎の関節や筋肉にも負担を与えます。もし朝起きた時に顎の関節が痛い、夜寝ている時に歯ぎしりをしていると指摘されたなどございましたら、歯医者でご相談されることをおすすめいたします。
いかがだったでしょうか。お口の病気も様々で、それに合わせて予防法も様々です。とは言いましても、基本は日々の積み重ねにあるかと思います。
僭越ながら、あの偉大な方のお言葉を拝借いたしますと、
「我々の歯みがき、検診は永久に不滅です。」
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 児玉