歯周治療の重要性
2022.11.07
こんにちは、歯科医師の有留です。
皆さんは歯科の定期健診、受けているでしょうか?日本では、歯科の定期検診を受けている方は諸外国と比較しても少なく、国の調査によると1年以内に歯科を受診しているのは、50%にも満たないという数値も出ています。
なぜ歯科医院から足が遠のいてしまうのか、その原因の一つとして、治療期間が長いことがあげられますと思います。
歯科治療には大きく分けて、虫歯の治療と歯周病の治療がありますが、どうしてもまとめて治療できない(治療期間がかかる)ものは歯周病の治療になります。
虫歯と違い、歯石を取った後は歯茎の治癒を待たなければならず、次の治療まで期間をける必要があります。
また、定期的に歯周ポケットの検査を行わなければならず、どうしても目に見えて治療の進む虫歯治療とは感覚が違ってしまいます。
しかし、歯を失ってしまう理由の第一位は歯周病(37%)であり、虫歯(29%)と比べても治療の優先順位が高いことも多くあります。
当院では歯石を取るだけでなく、ブラッシング指導・ポケット検査の結果についても詳しく説明を行っています。
口腔内は一人一人違うものですから、検査結果をもとに患者様一人一人にあった指導をさせていただきたいと考えています。
予防はメンテナンスと日々のブラッシングからです。お困りのことがあれば、お気軽にお声かけください。