歯周病と他の病気の関係!
2023.01.10
皆さんこんにちは!歯科技工士の吉満です。
今回は、歯周病と他の病気との関係についてお話しさせていただきたいと思います。
歯周病は、歯肉からの出血や歯を支える骨が溶けていく病気です。
歯に関わる病気は、放置してしまうとさらに大きな病気に繋がってしまうことがあります。
⚪︎歯周病と心臓病
歯周病の原因菌が心臓の血管を詰まらせ、血管の細胞を障害することがある。
⚪︎歯周病と糖尿病
糖尿病になると、血液が高糖になり毛細血管が脆くなります。
そのため、糖尿病の方とそうでない方と比較した場合、歯肉炎を起こしやすく放置してしまうと重度の歯周病になりやすい。
⚪︎歯周病と肺炎
肺炎の中でも、口の中の細菌が肺に入り込み炎症が起こった肺炎を「誤嚥性肺炎」、「嚥下性肺炎」といいます。
誤嚥性肺炎を起こした方の肺からは、歯周病の原因菌が高い頻度で見つかる。
⚪︎歯周病と骨粗しょう症
骨粗しょう症の方とそうでない方とを比較した場合、歯肉を支える骨(歯槽骨)の吸収が早くなるため歯周病の進行が早い。
そのため、歯を失ってしまい噛む力が弱まり、食事のバランスが崩れ身体全体の骨密度が低下し、悪循環が起こりやすい。