歯周病の検査について
2022.11.22
徐々に寒くなってまいりましたね。
皆さま、体調に気をつけてお過ごし下さいね。
さて、今回は歯周病の検査についてです。
歯周病は歯を支える歯槽骨が吸収されてしまう病気のですが、見ただけで全体を把握・診断する事は困難です。
また、歯周病の状況、進行速度や要因は人それぞれ異なります。
その方にあった歯周病の治療法を考えるためには、「情報」が必要です。
「情報」を集めるために、歯周組織検査というものを行います。
・プラークコントロールレコード(PCR)
・・・プラークの付着している部分の
有無を判定・記録します。
・プロービングデプス
・・・1歯周囲を6分割し、それぞれ歯
周ポケットの深さを測定します。
・プロービング時の出血
(bleeding on probing:BOP)
・・・プロービング時の出血の有無を記
録します。
・動揺度
・・・基準に基づき、0~3にて判定しま
す。
その他、
・レントゲン
・口腔内写真
も診断の重要な「情報」になります。
このような情報を基に、歯周基本治療を行います。そして、治療により改善されたかを確認するため、再評価の検査を行います。
患者様としては何度も検査をされる事で負担に感じらるかもしれませんが、診断に必要なため、ご理解いただけますと幸いです。