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歯科訪問治療について

2025.04.17

みなさんこんにちは。
今回は、歯科訪問の治療についてお話をさせていただきます。

在宅医療は、システム論上、【往診】と【訪問歯科】に分けられます。
往診は、依頼時のみ実施される緊急対応で、外来診療の延長線上に位置します。
訪問診療は、長期的な医療計画のもとに、実施させる外来診療とは、異なる診療です。

対象患者さまは、介護施設入所中、入院中の患者さん、一人で、通院困難な方です。
今、高齢社会の中で、生涯を、通じた歯科検診は、とても大切です。関係職種間、関係機関間の連携の構築と強化に取り組む必要が、あります。
要介護者の口腔状態と歯科治療の必要性は、現実問題として、治療が、必要な63.4%のうち実際に治療を受けた要介護は、2.4%という数値がでています。
そのため、多職種連携のよる口腔機能管理が必要です。
基本は、診療情報提供書を丁寧に作成することで、連携を、していく。
また歯科訪問治療における嚥下診療の重要性も大切です。一般病床に比べ高齢者の多い医療療養施設、介護療養施設、特別養護老人ホームなどでは、嚥下障害患者の割合が、多いことが、報告されています。

嚥下障害の患者さんにとって全量経口摂取し続けること、食べたい意欲があり、機能も残在していること、患者さんが禁食を強いられていること。
それは、どちらもご本人、家族にとって大きな負担となっている可能性があります。希望と機能にあわせた経口摂取を出来るだけ安全に行えることが重要です。
歯科訪問診療で大切にしていること、歯科のそのスペシャリティの可能性を一緒に考えてみましょう。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 山口

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山口 直子
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