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歯髄、歯の中心部に迫る

2023.10.31

皆さん、こんにちは。よく晴れた昼間はまだ暑い(暖かい?)日もありますが、朝晩はすっかり秋らしくなりましたね。

一日の中で気温差が大きい時は体調にお気をつけくださいと天気予報でも伝えられていました。

暑い時は冷たい飲食物を美味しく感じて、冷えこんだ時は温かいものを美味しく感じて、気温差と同じでお口の中の「温度差」も大きくなりそうですね。

 

さて、今回は歯の神経のお話をさせていただきたいと思います。

歯の中心部には「歯髄(しずい)」という組織があり、血管、神経線維、リンパ管、細胞などで構成されています。

なお、細胞は様々な種類が存在しており、それぞれの役割を果たしています。

歯の神経は、その大部分が痛覚を司る神経線維からなり、ごくわずかに触覚を司る神経線維と自律神経線維が含まれています。

そして、痛覚の神経線維は2種類存在していて、それぞれ鋭痛(知覚過敏のようにピリッとした痛み)、鈍痛(ズーンとした重い痛み)を感知しています。

感知された痛覚の情報はいくつかの神経の中継を経て脳まで送られます。

小さい歯ではありますが、このように歯の神経は脳まで繋がっていて、また歯の血管は心臓まで繋がっております。

いかがだったでしょうか。歯の構造の一部分である歯髄をみても、複雑な構造と機能をもっていて大変奥深く感じます。

そんな奥深い歯を末永く大事にしていきたいですね^_^

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 児玉

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