Blog

炎のように暑いこの夏、インプラント周囲炎を語る!?

2024.09.05

皆さん、こんにちは。記録的な暑さといわれている令和6年の夏、まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
熱中症予防策として、高校野球でも試合途中にクーリングタイムを設ける措置がとられていましたね。

熱中症の予防に限らず、健康でいるためには病気を予防するということが大切になりますね。

さて予防に関連して、今回はインプラントの歯周病ともいえるインプラント周囲炎の予防についてお話しさせていただきたいと思います。

まず、インプラント周囲炎とは、インプラントとその周りの歯ぐきや骨などに細菌が溜まり炎症が起こる疾患で、進行していくとインプラントの周りの骨を溶かしていき、重度に進行するとインプラントが揺れてきたり取れてしまったりします。

前述の通り、インプラント周囲炎は細菌が感染することで引き起こされます。これは歯周病と同じ病因です。

また、歯周病と同じようにインプラント周囲炎もいくつかの要因が合わさって発症、進行していきます。

お口の中の細菌やインプラントに付着した細菌の数を少なくするために、まずは毎日のセルフケアが大切な予防策といえます。
そして歯周病の発症、重症化予防と同じように、インプラント治療後の定期検診、メンテナンスもインプラント周囲炎予防のために大切になります。

また、歯周病のリスクファクターともいえる糖尿病や喫煙などもインプラント周囲炎のリスクファクターに挙げられていますので、食生活をはじめ生活習慣の見直しや禁煙への取り組みなども大切です。

治療が終わった後もインプラント周囲炎という新たな疾患を引き起こさないためにも、そしてインプラントも永く健康でいるためにも、やはり予防が大切ですね。

お体の状態も時とともに変化していきます。定期検診で疾患を早期発見して、皆様のご健康をお祈りしております!

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 児玉

RELATED

関連記事

スタッフブログ記事一覧