Blog

炎症が強いと麻酔が効かないことも、、、

2023.09.21

こんにちは、歯科医師の有留です。
今回は、歯科で使用する麻酔についてお話をしていきたいと思います。

歯科で苦手な治療の一つに麻酔がある方も多いのではないでしょうか?
神経に近い虫歯治療や、抜歯治療には必須の局所麻酔ですが、
炎症や痛みがある場合にはその効果が効きにくくなることを知っていますか?
麻酔液そのものは、アルカリ性の液体になります。
炎症を起こしている組織は、一帯が酸性に傾いているため、
麻酔を打ったとしても酸性とアルカリ性が中和してしまい、麻酔の効果が発揮されない事となります。
痛みが強くて歯科医院を受診したら、治療がさらに痛かった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたら、炎症が強く麻酔が効かない状態にあったのかもしれません。
その場合は患部の洗浄・消毒や抗生剤の投薬を行い、後日治療を行った方がよい場合もあります。
強い痛みが出て来院されても、当日に痛みを解決することができない場合もあります。
違和感を感じたら、早めに受診していただくようお願いします。

RELATED

関連記事

スタッフブログ記事一覧