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理想的な審美歯科とは?

2021.12.03

一般的に、『審美歯科』というと、歯を削ってセラミックスやジルコニアのクラウンを被せ、『見た目』を良くするイメージが強いのかもしれません。
ただ一時的な『見た目』だけではなく、そこに『精度』がプラスされると、その歯は長く使えるでしょうし、さらに適切な『機能』が加えられれば、お口全体がより良い状態で保てるはずです。

『Longevity(ロンジェビティ)』という言葉があります。和訳すると『長命』です。
歯科界では、いかにその歯を長く持たせるか、延命できるかがいろいろなセミナーでもトピックとなり、議論されます。
ただ単にきれいになりました、という症例では意味がなく、『長期的な経過と医学的な見通し』=『予後』が良くないといけないと。

そのためには、歯だけではなく、歯肉や歯を支える骨(歯槽骨)を健康に保てる環境づくりも大切です。
患者さんご自身でもお手入れしやすい環境を整えるのも歯科医の役割です。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)やルーペ(拡大鏡)での治療に熟練し、治療精度を上げれば、二次カリエスという虫歯の再発を減らせられて、その歯は予後がいいでしょう。

歯科医院のメンテナンスでも精度が高ければ、虫歯や歯周病のリスクも減らせます。

歯を多く削らずに、エステティックレジンをミニマムで充填する方法(MI)も、天然の歯を極力多く保存でき、歯を失うリスクから遠ざけることができます。

審美歯科にいかに『Longevity(ロンジェビティ)』をプラスできるか。

これを念頭に置きながら、患者さんのご希望を叶えたいと考えています。

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柴田 直哉 篤志会さこだ歯科 副理事長
  • 九州大学歯学部卒業
  • 2002年4月医療法人緑和会 入社
  • 2011年10月アルパーク歯科・矯正歯科 入社
  • 2016年4月医療法人さこだ歯科医院 入社
  • 2021年4月医療法人篤志会さこだ歯科 副理事長
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