神経があるとどうなのか?
2024.10.21
みなさんこんにちは、歯科医師の薗田です。
9月まで暑い日が続きましたが、10月に入ってやっと涼しくなってきたような気がします。
よく鹿児島は秋が非常に短いと言われ、急に寒くなってきます。体調管理には十分お気をつけください。
さて、今回は歯の中の「神経」について考えてみたいと思います。
通常みなさんが想像する虫歯治療は削って詰めるものだと思われますが、その虫歯がかなり深くなっている場合、神経に到達してしまっていることがあります。
その際、ただ詰めるだけの処置ではなくいわゆる「根っこの治療」が必要になってきます。
この治療を行うことによって神経まで達してしまった菌のお掃除をして綺麗な状態にしたあと、土台を立てて被せ物の治療が可能となり再度その歯を使うことができるようになります。
じゃあ、もう根っこの治療さえすれば安心かと言われると、そうとも言い切れません。
根っこの形は人によって様々であり、中にはかなり複雑な形態のものも存在します。そういった根っこだと保険の治療だけでは綺麗にしきれない可能があります。
では成功率を高めてくれる方法はないのか、といいますと保険適用外ではありますがマイクロスコープという顕微鏡を使った根っこの治療があります。
肉眼に比べてはるかに細かく汚れを見つけることができ、より歯を残せる確率があります。
なんとか自分の歯を残せるようにしてほしいと思っている方はぜひマイクロスコープを使った治療を検討し、担当のコーディネーターに相談してみてください!
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 薗田