Blog

私が虫歯治療に欠かせないもの

2024.02.01

篤志会、歯科医師の柴田です。

私は、虫歯治療が上手くいく=人工物で歯を元通りの状態に近付け、安定して機能を維持し続けること、だと考えています。

虫歯治療をしたあと、詰め物が取れる、外れるのは、どこかにエラーがあるのかもしれません。
患者さんのことを考え一生懸命治療していても、歯科医師自身が気付けていていないエラーもあります。

私も駆け出しのころ、肉眼で治療していた頃は、どうして詰めたばかりのものが外れてくるのだろうという悩んだこともありました。
しかし、マイクロスコープを使った精密治療を習得してからは、そんな悩みがほとんどなくなりました。
それは拡大視野下で治療することで、歯科医師自身が気付かないエラーを、限りなく少なくできるからだと思います。

虫歯の治療で肝心なのは接着処理です。

歯面の表面処理をしたあと、洗ったり乾かしたりする操作があるのですが、私の肉眼では完全に処理剤が洗い流せているのか、乾かし切れているのか、判断がつきません。
自分の感覚では、洗い流せているはず、乾かし切れているはず、なのですが、実際マイクロスコープの拡大視野下で確認してみると、処理剤がうっすら残っていたり、虫歯を取り切った深い部分に水分が残っていたりと、操作の確実性は格段に違います。
その前に、軟らかい虫歯を確実に取り切って、硬い健全な歯面が出ているか、充填する部分の歯垢(プラーク)は取れているか、それも接着力を左右し、その治療が安定して長持ちするかどうかに繋がります。

私は数年、マイクロスコープを使った精密治療を指導するインストラクターをしています。
技術と勘所、ノウハウを後輩たちに伝え、篤志会の治療精度を上げ、最終的に患者さんの健康と長生きに貢献していくことが目的です。
肉眼での治療は一般的で、悪いものではありません。保険治療であれば、今後も行われるでしょう。
ただ、より精度の高い、別次元のレベルの虫歯治療を求める患者さんには、マイクロスコープに使い慣れ、技術の研鑽を積んだ、篤志会のマイクロCR精密治療がお勧めです。
治療前後、治療途中の画像も、治療後に一緒に見て頂けます。それは驚きの体験になることでしょう。

歯を大切に、そしてご自身を大切に。篤志会はそのサポートをいたします。
お口のことなら何でもお気軽にご相談ください。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 柴田

RELATED

関連記事

スタッフブログ記事一覧