綺麗な歯並びは人生を変える???
2022.04.26
子どもの歯のトラブルというと虫歯が思い浮かぶのではないでしょうか?
しかし、0歳〜3歳くらいまでの間でそれと同じくらい「綺麗な歯並びのための土台をつくる」準備が大切になります。
歯並びは幼い頃からの顎の成長が大きな鍵です。
0歳からどうやって、顎の成長を促すのか、、
そのポイントは「舌の位置」です。
姿勢を正しくして、口を閉じ、正面を見た時に口の中で舌はどの位置にありますか?
①舌の全体が上顎にべったりと付いている。
②舌は上顎にまったく触れていない。前歯の後ろにあり、押している。
③舌が前歯の裏側より下に付いている。
正常な舌は①です。けれど多くの人は②ではないでしょうか。奥の方で舌が落ちてしまっているため、自然な舌の機能を全て発揮できていません。
問題は③です。
これは低位舌といい、授乳や離乳食の与え方が良くないのが原因とされています。
低位舌の子はものを飲み込むとき、前歯を後ろから押し出すようにして飲み込みます。
そのため口呼吸や、上下の出っ歯を誘引します。
また小さいころから低位舌の状態になっていると、上顎がうまく成長せず、歯並びや噛み合わせが悪くなり、ひどくなるとものを噛んでも上の歯が下の歯と噛み合いません。
これを「開咬」といいます。
開咬は食べ物を噛みちぎれない、麺をすすれない、発音が悪くなるなど日常生活に悪影響です。
こうならないためにも離乳食は
- 正面を向いて捕食しているか。
- 口を閉じて舌を使い咀嚼しているか
- 飲み込む時に舌が口蓋に挙上しているか。
この3つを確認してみてください?
〈参考〉
※0歳からの歯育て 現代書林