虫歯ってなに?
2022.07.11
こんにちは。歯科医師の米丸です。今日は虫歯についてちょこっとしたお話をさせてください。
虫歯って痛いってイメージ多いですが、初期の虫歯は痛くありません。
自覚症状がないからなおさら怖いんですね。
虫歯は歯についた細菌が原因によってなり、そのメカニズムは細菌が”食べかす”とかを巻き込んで、ベトベトした塊を作ることから始まります。このベタベタを”プラーク”と言います。細菌はプラークで歯にくっつき、食べカスなどから栄養を取ります。そして酸を出すんですね。この酸によって歯が溶けていってしまい、虫歯と呼ばれる状態になります。
虫歯には進行度で5段階あり、初期の段階では治療の必要はなくセルフケア(ご自身での歯ブラシ、フロス)で改善が可能ですが、それ以上になると治療が必要になります。歯には真ん中から根っこにかけて神経があり、そこまで虫歯が感染するとめちゃめちゃ痛いですし、神経を取る治療が必要になります。神経を取った歯の寿命は健康な歯に比べてかなり短くなってしまうので、定期的に歯医者さんに行ってお手入れをしてもらい、虫歯になっていないかレントゲンをとって調べてもらう事が大事になります。
セルフケアをしっかり出来れば虫歯にもなりづらいです。適切な磨き方を歯医者さんに行った時に聞いてみるのも大事ですよ。
また、歯並びが悪い方はセルフケアが難しいため、虫歯になる方が多くいらっしゃいます。そういった方は矯正治療をする事でセルフケアをしやすくなり、虫歯になり辛いお口の環境になりますのでおすすめです。
虫歯についての簡単なお話でした。また何か気になるお話をさせて頂きますのでよろしくお願いします。