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虫歯と赤ちゃん

2021.07.03

こんにちは、歯科技工士の吉満です。

人が虫歯になるのに原因として、虫歯菌(ミュータンス菌)が関係しています。この菌が、歯の表面にたまった汚れの中で糖を使って酸を出し歯を溶かすことで虫歯になります。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、この虫歯の原因である虫歯菌が存在しないことをご存知でしょうか?

どうして虫歯菌がいなかったはずなのに、成長すると虫歯になってしまうのでしょうか?

それは普段の生活の中で唾液を通し、周りの大人から赤ちゃんへ虫歯菌が感染するためです。感染の経路には主に、食事の口移しや箸、スプーンなどの食器の使い回し、さらに愛情表現のキスなどがあります。

また、赤ちゃんに虫歯菌が感染しやすい時期(1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月)があり、「感染の窓」と呼ばれています。この時期に感染を防ぐことができれば、その後も虫歯になりにくくなると言われています。

赤ちゃんを虫歯から守るには、大人の口に入った物や、息を吹きかけた物(唾液が混入している可能性がある)は与えないように気をつけていきたいですね。

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