虫歯は感染症
2022.07.12
こんにちは。さこだ歯科の正國です。
今回は「歯医者といえば!」で1番に思い浮かぶであろう、”虫歯”についてお話していこうと思います。
虫歯の原因は口腔内の細菌です。
つまり感染症の1つです。
ただ、原因の細菌が口腔内にいるだけでは虫歯にはなりません。
色々な原因が複合して、その結果として虫歯という症状を引き起こします。
一般的には歯や唾液の質、細菌の量、食事習慣などの原因が重なった時に虫歯になると言われています。
唾液の量や質、歯の強さなどはなかなか個人では変えにくいです。
そこで虫歯を予防するために変えやすいところは細菌の量、食事習慣になります。
細菌の量の減らし方
これについては、歯磨きなどの「口腔清掃」に尽きると私は考えています。
そして、歯医者さんで「歯磨きの正しいやり方」を教えてもらうことが重要あり、それと同時に近道でもあるんです。
「自己流は無意味である」とまでは言いませんが、指導に基づいたブラッシングと比較するとその差は歴然なのです。
「食事習慣」は虫歯予防に関してかなり重要
というのも、虫歯菌は糖を栄養にして代謝物(おしっこのようなもの)として酸を出して、それにより歯を溶かすのです。
なので糖の摂る量を減らすことで、当然虫歯のリスクは減ります。
糖の多いお菓子が好きな人は少し控えたり、虫歯菌が酸を出さない糖であるキシリトールを使ったお菓子に変えるなどは有効です。
また食事の間隔についても重要です。
食後は一定の時間、口の中は酸性の状態になります。
その後、唾液の成分により口の中の酸性状態が中和されていきます。
中和されない状態で間食を行うと酸性状態が維持されてしまい、虫歯になりやすい環境になってしまいます。
ですので、間食が多い人は間食を控えるだけでも虫歯リスクを減らすことができます。
また間食する際も時間を決めて行うことが重要です。
また食事以外で飲む飲み物も糖分が入ってない物に変えるのも有効でしょう。
以上で説明したことを注意して、生活習慣を変えていくと虫歯になりにくくなると思います。
また虫歯予防にはフッ素が有効と言われています。
生活習慣とフッ素どちらも大事ですので気をつけてみてください。