少しずつ暖かい日が増えてとても過ごしやすい季節になってきました☀️

こんにちは。歯科技工士の有村です。今回は「虫歯治療」について話していきたいと思います。
先月は虫歯になる原因について話ましたが、虫歯になってしまった後にどのような治療を行うのかを説明していきたいと思います。

まず虫歯は、C0、C1 、C2、 C3、 C4の五つの段階に分けられます。数字が大きくなるごとに症状の重さが強くなります。C0とは、歯の表面のエナメル質が溶け始め白く濁っている状態です。穴が空いていたり、痛みがない状態なので気づくことが難しいです。この状態の場合は適切なブラッシングやフッ素塗布で治る可能性が高いです。

C1は、歯の表面のエナメル質が溶け黒ずんでいる状態です。これも痛みはなく自覚症状がありません。治療方法は、虫歯になってしまったところを削り歯科用のプラスチックで埋めます。

C2は、エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行している状態です。冷たいものや甘いものがしみるようになってきます。治療方法は、虫歯の部分を削りプラスチックで埋めたりインレー（詰め物）で埋めます。

C3は、神経まで虫歯が進行してしまっている状態です。何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。治療方法は、神経を除去し薬剤を埋めその上に被せ物を被せます。

C4は、歯の大部分が溶けて無くなり歯の根っこまで虫歯に侵されてしまう状態です。治療方法は、歯を抜きそこに入れ歯やインプラントを入れて歯の機能を回復します。

虫歯も、早い段階での治療が大切です。

将来、自分の歯を守るためにも歯の健康に努めましょう🦷

鹿児島市中央町　医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科技工士　有村