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街も口もスクラップ&;ビルド

2024.02.19

こんにちは、さこだ歯科の衛生士です。

私は職場であるさこだ歯科に歩いて通勤しています。

鹿児島中央駅に向けてとぼとぼ歩いて通勤しています。

20分くらいの行程で途中開けた場所があり、そこが唯一通勤の時間に桜島が見えるところでした。

「ところでした」と言っているのは、去年の暮れからその開けた土地にマンションが建つ事になり、工事が始まったため、私の身長よりはるかに高い壁が建てられて桜島が見えなくなってしまいました。

壁の向こうでは、おそらく基礎工事が始って地面を掘り返して丈夫な基礎を入れているのか大きな音がします。

さこだ歯科ではマイクロ顕微鏡が何台もあり、多くの先生がそのマイクロ顕微鏡を使いこなして診療されています。

肉眼なら大豆に穴を開けて埋めるくらいの大きさでしか見えない治療過程が19インチの画面いっぱいにみる事ができます。写真も好きなタイミングで撮れるので、患者さんもそれをらみる事ができます。

その治療過程の写真を見ると、虫歯の治療もマンションの工事というか土木工事によく似ていると思います。

虫歯菌によって溶かされた歯質を削って取り除き、その溶けた部分が象牙質という柔らかい材質の所に及んでいれば耳かきのようなもので慎重に取り除き、グスグスの虫歯をなるべくカチッと硬い無機的な穴に変化させ、そこを埋めるために樹脂を流して固め、そのら穴が隣歯と接する面ならまず外壁をら建ててから穴を埋めていく。

歯を元の形に戻すために、口の中で工事をしている感じです、ただマンションを建てるのとは違い、口の中は唾液があったり、呼気による湿気があったり、年中雨が降っている工事現場のように条件が悪いので大変な面もあります。

また歯に穴を開けると言う事は歯の中央にある神経の部屋に近づくということです、なので治療の時は痛くならないように麻酔をします。

麻酔をして穴を埋めたあと、しばらく治した歯が痛むことがあります。

それは神経の近くまで穴が迫ったため、外からの刺激が伝わりやすくしみやすいためです。

でも人間の身体とはうまくできているもので、「ここは刺激を受けてるぞ!」となれば「じゃあ壁を作って刺激を遮断だ!」とばかりにカルシウムを集めて壁を作ります。

これを二次象牙質といいます。この二次象牙質ができたら痛みを感じなくなり、もしかしたらここで治療完了というのかも知れません。

なので大きめの虫歯を治したあと、まだ少し痛むな、と思っても自分の治癒力を信じてみるのも大切です。

身体もまた工事をしているんです。

私の通勤ルートからはマンションのせいで桜島が見えなくなってしまい少し寂しいですが、診療室から桜島が借景のように見えるのでそれで良しとします。夕方の時間帯がとても綺麗で気に入っています。

皆さんもさこだ歯科にいらしてぜひかっこいい桜島を見てみてください。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 藤井

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