諸刃の剣、食いしばり
2023.02.09
こんにちは、放射線技師の上村です。
今年は鹿児島でも大雪が降り、例年以上に記憶に残る年初めになりましたが、遂に立春を迎えましたね。
長かった冬にも終わりが見えてきました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、慣れない積雪に戸惑いながらも意味もなく雪の上を歩いたり、小さな雪だるまを作ったりと、年甲斐もなくはしゃいでしまいました。
ただ、鹿児島でこれなら北国は遊びどころではないだろうなぁ、と未だ行ったこともない東北の地に思いを馳せてもいました。
前置きはこれくらいにして、本題に入ろうと思います。
今月のテーマは食いしばりです。
重い荷物を運ぶときや、綱引きなどのように、力を込める作業の時などにしてしまうイメージがあると思います。
しかし、人によっては他の場面でも食いしばりをしてしまうこともあります。
その場面というのが寝ている時です。
本来熟睡ができていれば頬の筋肉に力が入ることはあまり無く、歯軋り、食いしばりをすることはありません。
しかし、何らかの理由で眠りが浅くなってしまうと、無意識に頬の筋肉に力が入り、食いしばりをしてしまうことがあるのです。
その理由はストレスや喫煙、飲酒などいくつかあるようです。
食いしばりが続いてしまうと、もちろん歯への負担が増えることになるので、その結果虫歯や顎関節症に繋がることもありえます。
では、その食いしばりを無くすにはどうすればいいか。
根本的な対処法としては、ストレスの軽減や喫煙、飲酒を減らすことです。しかし、昨今のストレス社会を生き抜く以上それは簡単なことではありません。
となると、あとは寝る時にマウスピースをはめて歯軋りの負担を減らしたり、矯正をして歯列を整え、歯一本一本への負担を減らすなどが考えられます。
もし歯軋りや食いしばりに悩んでいるのであれば、マウスピースなどは保険診療で作成可能なので、一度最寄りの歯科医院で相談されてみてはいかがでしょうか。