酸蝕症とは
2025.01.15
みなさんこんにちは🌞
歯科衛生士の大田です。
お正月はゆっくり休めましたか?
私はお餅を食べたり、カニを食べたり、幸せなお正月を過ごすことができました。
今年もよろしくお願い致します。
さて今回のテーマは酸蝕症についてです。
酸性食品は私たちの健康に多くの利点をもたらしますが、歯に対しても注意が必要です。
酸性食品といわれた何を思い浮かべますか?例えば柑橘類やトマト、酢を含む食品です。それらは、口の中で酸性の環境を作り出し、これが歯のエナメル質に影響を与えることがあります。
エナメル質は歯の外側を覆っている硬い層で、虫歯から歯を守る重要な役割を果たしています。しかし、酸性の食べ物を頻繁に摂取すると、エナメル質が徐々に溶け出すことがあります。進行すると虫歯や歯の敏感さの原因となることがあります。
また、酸性食品を摂取した後、すぐに歯を磨くと、酸によって柔らかくなったエナメル質を磨いてしまうことで、逆に傷める恐れがあるためです。飲食後は水を飲むことで口内の酸を中和し、少なくとも30分は歯磨きを控えることが推奨されます。
予防のためには、酸性食品の摂取をバランスよく行い、歯の健康を保つための定期的な歯科診察を受けることが重要です。さらに、フッ素入りの歯磨き粉を選ぶことでエナメル質の再石灰化を促進し、酸に対する抵抗力を高めることができます。このように、酸性食品の影響を理解し、適切なケアを行うことが健康な歯を維持することができます。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 大田