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食育について

2023.05.12

今月は離乳期における食育支援についてお話したいと思います

食べる機能をはじめとした口腔機能は乳幼児期に発達・獲得され、学習期に習熟するとされています。

 

離乳食は液体の食べ物から固形の食べ物に移行する過程において、大切な架け橋となる食事です。
食育支援のポイントを
3つお伝えしますので、参考にされてください。

①口の動きの発達に合わせた離乳

離乳食に移行開始時期は、まずはなめらかなペースト状のものから始めます。
それを唇を使って食べ物を取り込んだり、食べ物を少しずつ喉の方に送ることで「飲み込む」事を覚えます。

それが出来るようになったら、次はへ少し形のある食べ物へと移行していきます。
形がある食べ物では舌と上あごでつぶしていく動きを覚えます。

乳切歯が生えて唇が閉じやすくなり、舌が口の中で動きやすくなると、また一つステージが上がります。
舌でつぶすことができない程度の固さの食べ物を、上下の歯茎でつぶす事を覚えていきます。

これらの動きを引き出すためには、それぞれの時期に合わせた離乳食の調理形態の工夫が必要ですね。


②「手づかみ食べ」のすすめ

マナーなどの観点では手づかみ食べはNGとされていますが、この時期のお子様にとっては食事意欲を高める効果がありますので、この「手づかみ食べ」を積極的に取り入れてみてください。
step 1 : まずは手に持って食べられるものを用意
step 2 : こぼしてもよい環境を整える

後片付けは大変かと思いますが、スプーンやフォークを使って食べるための近道にもなります。

③うす味調理で味覚を育む

母乳やミルクの甘味で育ってきた乳児は味覚にかなり敏感で、実はうす味でも満足できてしまうとされています。

その上で味覚を育てていくためには、以下の2点に気をつけてもらいたいです。
1:新鮮な旬の食材を選ぶこと
 2:できるだけ素材のもつ本来の味を知らせること

そして初めは調味料を使わないようにしましょう。
醤油、味噌は徐々に増やし、砂糖を使うのは少し後まで待ちましょう。

離乳食に関してお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください

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