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高齢者の口腔ケア

2024.07.04

こんにちは、歯科技工士の有村です。今回は「高齢者歯科」について話していきます。

まず高齢者の歯科的特徴を説明します。口を大きく開けにくくなり、義歯の出し入れがしにくくなる。唾液腺が萎縮し唾液の分泌量が減る。自浄作用が低下し口の中が汚れやすくなる。主にこのような特徴があります。

このような変化があることを踏まえて高齢者のお口のケアをすることが大切です。

高齢者こ口腔機能を維持するためには、機会的口腔ケアが有効です。まず、「唾液腺マッサージ」です。耳下腺、顎下腺、舌下腺をしっかり動かすマッサージです。これらをマッサージすることで唾液の分泌を促すことができ、食べ物が飲み込みやすくなったりします。

次に「パタカラ体操」です。これは、口や舌の筋肉を鍛える体操の一つです。パ、タ、カ、ラと発音することで口の筋肉を鍛えることができます。

最後に「舌の体操」です。舌を出したり引っ込めたりし、舌を動かすことでむせや誤嚥などの改善症状につながります。

口腔ケアは、生活の質を高めるとともに、全身の健康にも役立ちます。歳をとっても健康なお口でいられるように今のうちから口腔ケアに努めましょう!

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科技工士 有村

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