vs 口臭!
2022.09.22
歯科医師の内野です。
今回は、「口臭」について書きたいと思います。
人間の身体には常在菌がいて、共生していますが、もちろんお口の中にもたくさんの細菌がいます。
お口の中の細菌は特に多く、その数は一億以上と言われています。
細菌が増えると、口臭は強くなります。
細菌がタンパク質を分解して、口臭の元となる「揮発性硫黄化合物(VSC)」を産生するので当然臭いも強くなっちゃいます。
さて、お口の中で「口臭」の原因になるのは、「虫歯」、「歯周病」、「口腔乾燥」、「舌苔」が主かと思います。
(口臭の分類については別途ブログの記事を参考にしていただき、割愛させていただきますね。)
まず、口臭の原因がわからないと対策できません。原因を探るために、当院では、「オーラルクロマ」という口臭測定器を使用しています。
口臭の元である、揮発性硫黄化合物(VSC)を構成している、硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドを測定します。
・硫化水素
・・・「舌苔」による口臭
・メチルメルカプタン
・・・「歯周病」による口臭
・ジメチルサルファイド
・・・消化器系の疾患、飲食による口臭
個人差はありますが、原因に応じて、治療法を提案させていただきます。
口臭は、強くなると、その影響は心まで蝕んでしまう事もあります。中々相談しにくい事と思いますが、
当院には女性コーディネーターがおりますので、悩まれている方は一度ご相談下さいね。