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お口の些細な衰え

2025.08.20

今月もさこだ歯科のブログへお立ち寄りくださりありがとうございます。
今月のテーマは「オーラルフレイル」。
ご存じの方もいらしゃると思いますが、お口の機能の些細な衰えのことです。
食事中のむせ、食べこぼし、飲み込みづらさ、噛めないものが増えたり、はっきり発音しにくい・・・・・など、
舌や口の周りの筋力が落ちてくると起きる症状です。

「些細な衰え」だからと油断してはいけません。
些細な衰えから低下が進むと、思い通りに機能しないため食べづらくなり食欲が落ち、栄養が偏ってしまいその結果、筋力まで減少し免疫力・代謝の機能までも低下させてしまいます。
要するに不活発な生活の悪循環。
病気にもかかりやすくなり肺炎や感染症などから寝たきりになることも。

オ-ラルフレイルから心身の衰え「フレイル」状態、そして心身の機能低下の「要介護」、生活の質はみるみるうちに落ち、合併症を引き起こしその先は・・・・・避けて通りたいです。
避けて通るには自分の口に今まで以上に興味を持ち変化に気づく、あるいは歯医者さんの定期健診で機能の検査もしてもらうことをお勧めします。

「しゃべる」「食べる」ことは毎日の食生活に欠かせません。声を出す、発声することを意識して、よく噛む食材を選んだりよく嚙むようにすこし大きめに切ったりゆでる時間を短くしたり調理にも工夫しながら食事がお口の機能低下予防運動になります!
そして積極的に外出することもお勧めします。他者と交流することでお互いの変化に気づき合い、確認し合うことも出来るからです。

健康寿命を延ばす!には日々の食生活が大きく関わっているので出来る範囲での努力も必要になります。
今日から活発的な食生活を心掛けてみてください。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 松江

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