歯の神経と噛む力
2025.02.21
こんにちは!🌞
ケアクリニック勤務、歯科衛生士の福田です🦷
最近また寒いですね。
暑いのはもっと嫌ですが😓💦笑
今回のテーマは『歯の神経の大切さ』です。
歯の神経=歯髄といいます。
歯髄には歯に水分や栄養、酸素を運んだり免疫などの防御反応を伝達、などの大切な役割を担っています。
なので歯の神経が死んでしまうと栄養分が歯に行き届かなくなり、脆くなってしまいます。
歯医者さんで、歯の神経を抜いた経験がある方は「被せ物にしましょう」と言われたのではないでしょうか。
「なんでわざわざ被せにしないといけないの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大きな理由は前述した理由ですね。
人の噛む力、噛みしめる力はとっても大きいですから、神経がなく脆くなった歯にその力が加わるとどうしても割れやすくなったりしてしまうのです。
見えている部分が割れればまだ治療できますが、根っこが割れてしまうともう抜歯しかありません💦
(ちなみに、人の噛みしめる力は、思いっきり噛み締めた時の力は約70kg、お食事の時の噛む力も男性約60kg、女性約40kgです。人の体重くらいの力が加わっているのです。)
私が歯科衛生士として働いていて感じることは、虫歯でなくても歯が痛くなったり神経が死んでしまう方も少なくありません。
大きな理由は『噛む力』が日常的にかかりすぎて神経にダメージがいき、神経が死んでしまうこともあるのです。
噛む力も人それぞれですから影響がない方ももちろんいらっしゃいますが、噛む力が強い方はどうしてもダメージがかかりやすいのです。
せっかく歯磨きやメンテナンスを頑張っても噛む力で神経がダメになってしまったら悲しいですよね。
そのためにも定期的にメンテナンスに通い、噛む力やそれの影響で歯にダメージがきていないかをチェックしてもらい、必要であれば噛み合わせの調整と寝る時に使用するナイトガードを作成することが大切です。
歯医者さんは虫歯•歯周病治療をしたり歯をクリーニングするだけの場所ではなく、噛み合わせなども確認して調整したりすることもできます。
噛む力が強い方のサインは
•朝起きたら顎、もしくは顎の筋肉、頬の筋肉が疲れている
•はぎしりしていると家族に指摘された
•日中でもかみしめてしまう
•ストレスが大きいと感じる
(ストレスが大きいと睡眠時噛み締める力が強くなる傾向があります)
•歯がすり減っている
•虫歯はないと言われたのにたまに噛んでいるとズキっとする時がある
•歯がしみる(知覚過敏)
軽く説明するとこのような症状です。
たかが噛む力、されど噛む力です。
気になった方は担当の歯医者さん、歯科衛生士さんに尋ねてみてください。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科ケアクリニック
歯科衛生士 福田