歯周病について少しだけでもお話しします。
2025.05.29
皆さん、こんにちは。今年も梅雨の季節になりましたね。日々の暮らしのなかで気づかないうちに季節は進んでいますね。
さて、「気づかないうちに」ということで、今回は歯周病についてお話しさせていただこうかと思います。なぜ「気づかないうちに」かと言いますと、歯周病は痛みを伴わないことが多く気づかないうちに進行しているからです。
歯周病かどうかを診断するには歯医者で検査をして診断します。歯周病の検査として代表的なものは、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)の深さを測る検査です。その深さによって歯周病かどうか、歯周病の程度を診断します。
その他にもレントゲン検査で歯のまわりの骨の状態をチェックしたり、歯ぐきからの出血をチェックする検査等を行い、歯周病の診断をしています。
歯周病の原因は複雑で、複数の原因が絡みあって発症したり進行したりしますが、大きく関わっているのが、お口のなかの細菌です。歯並びや噛み合わせのズレや合っていない入れ歯なども歯周病の大きな原因として挙げられますが、歯垢のなかに潜んでいるお口の細菌も歯周病の大きな原因です。
前述の通り「気づかないうちに」発症、進行するので、あまりピンとこないかもしれませんが、歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位となっています。
また、なかには歯周病への恐れを感じている方もおられるかと思います。歯周病は適切な検査、診断や治療、予防により発症や進行を遅らせたり、仮に歯周病になっても治療を行い、他の残っている歯を守ったり、入れ歯などで歯を失った部分を補いお口の働きを守ることは可能です。
歯周「病(びょう)」の治療や予防をして、健康的な歯ぐきを保つ歯周「美容(びよう)」を目指したいですね!
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 児玉