雪裏清香
2025.02.01
皆さんこんにちは、歯科医師の湯田です。
突然ですが、皆さんは「雪裏清香」という言葉をご存知ですか?「せつりせいこう」と読み、意味は「梅の異名」になります。「雪裏」というのが、雪の降っている様子また雪の積もってる様子を表し、語源としては「雪の降る季節でほとんどの花をその姿を見せませんが、梅だけはまだ雪のある間に清らかな香りを漂わせる」と言う意味になります。寒い冬の季節でも風流を感じる日本人の心を思い浮かべますよね。
さて、隠れているところでも進んでいると言う点では、虫歯の進行にも近いものを感じます。
一般的には虫歯は表層のエナメル質、象牙質、歯髄(歯の神経)の順に進んでいきます。表層のエナメル質はかなり硬く虫歯になっていても形を留めていることがよくあります。なので、歯の形をきちんとしていても中で虫歯が広がっているということがよくあります。歯が大きく欠けて、痛みが出ている頃には歯の神経をとったり、抜歯になったりする理由がこれになります。
初期段階で削って詰めることにより、歯をできるだけ長く保つためにもなるので、ぜひ皆さん定期検診にいらしてくれれば幸いです。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 湯田