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歯の神経

2024.10.19

みなさん、こんにちは
診療放射線技師の井手上です。

今回は歯の神経の大事さについて書いていこうと思います。歯の神経があるお部屋のことを歯髄といい、歯髄は、歯の中心部にある柔らかい組織で、主に神経や血管、結合組織で構成されています。
歯髄の役割は多岐にわたります。まず第一に、感覚機能を担います。歯髄内の神経は、外部からの刺激(温度、圧力、痛みなど)を感じ取る役割を果たし、痛みを感じることで歯の異常や損傷を知らせます。
また、歯髄は歯の成長と修復において重要な役割を果たします。歯の形成期には歯の象牙質を作り、歯が成熟した後も、象牙質の再生を促進して損傷を修復します。さらに、血液供給を通じて歯の栄養供給や免疫機能を担い、細菌の侵入に対する防御反応を示します。
したがって、虫歯が歯髄まで達して神経の治療をした歯は神経が残っている歯に比べて歯の寿命は短くなってしまいます。歯髄は歯の健康維持に不可欠な存在であり、その損傷や炎症は歯の機能に重大な影響を与える可能性があります。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
診療放射線技師 井手上

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