ワイヤー矯正
各歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を装着させ、そこにワイヤーを通していきます。
ブラケットに通したワイヤーが元の形に戻ろうとする力を利用して歯を移動させるのですね。
そこで重要なことがあります。
それはブラケットをどこに付けるかということです。歯の長さや横幅はそれぞれ違いますし、どう動かしたいかでも変わっていきます。
必要に応じてブラケットを付け替えていくこともあります。
そんなブラケットですが、今は種類が増えてきています。
(1)金属ブラケット
丈夫で強度があるためセラミックに比べ薄くできます。
またワイヤーも金属なので、摩擦抵抗が少なくできます。 ただし、見た目は目立ってしまいます。
(2)セラミックブラケット
金属に比べやや厚みがありますが、非常に見た目が良く、審美的です。
金属アレルギーが心配な方へも使用できます。
(3)セルフライゲーションブラケット
ブラケットにワイヤーを留める機構(シャッター)が備わっており、従来のブラケットよりも摩擦抵抗を小さくし、
少ない力で歯を動かすことができます。
ただし、シャッターが壊れてしまうこともあります。