赤ちゃんはきちんと口を閉じるという事がまだできません。 大人であれば、口をしっかり閉じてよだれが出てくることを防ぐことができますが、赤ちゃんはまだその機能が十分ではないため、口が開いた状態になりよだれが流れ出てしまうのです。 また、出てきたよだれを飲み込むという行為も、赤ちゃんはまだ学習することができていません。そもそもよだれを飲み込むべきものということも理解していないため、ただたくさん垂れ流している状態になってしまうのです。
理由としては、 口の中の湿度を保ったり、 消化を助けたり、 粘膜を保護したり、 悪い菌を殺菌したりします。 赤ちゃんの身体は繊細な状態で、さまざまな悪い菌にも浸食されやすい状況です。 だからこそ、たくさんよだれを分泌させて、悪い菌が身体の中に侵入しにくいようにしています。 赤ちゃんのよだれは、歯が生え始めてくる時期になると増してくることがあります。 歯が生えてくるときにムズムズすることが増えてくるため、何かを噛んだり下で歯茎をいじったりすることから、唾液腺が刺激されるからです。 また、歯が生え始める頃になると離乳食もスタートすることが多いため、 初めて食べる固形物を消化しようとたくさん唾液が分泌されてきます。 唾液がたくさん出ることで、生えた歯が虫歯になりにくくなりますし、食べカスを洗い流すことも可能です。 見た目はよだれで汚れてしまうと感じがちですが、よだれにはこのような作用があるために必要があってでているのです。