虫歯になりやすい人となりにくい人の違いをご存知ですか?
虫歯のなりやすさには、お口の中のpH(ペーハー)が関係しています。私たちの口の中は、pH6.8~7.0と中性に保たれていることが通常の状態ですが、飲食などにより口の中が酸性に傾くことで虫歯のリスクが高くなっていきます。
酸性の強い食べ物を食べたり、細菌が食べ物を分解する際にだす酸によってお口の中のpHが酸性に傾くと、歯の表面が溶け始めます。歯の表面のカルシウムが酸によって溶け出すことを「脱灰」といいます^^
はじめは見た目の変化もなくは何も変わりませんが、 脱灰が進行していくと歯に白っぽい白濁が現れたり、更に進行すると黒ずんで穴が開くことがあります(°_°)!
私たちのお口の中は普段、唾液の働きによって中性の状態を保つようにできているのですが、酸性から中性に戻るまでには時間がかかります。そのため、おやつやジュースを頻繁に食べたり、だらだらと長時間飲んでいると、口の中が中性に戻ることができず、お口の中が虫歯ができやすい環境になってしまいます。
また、唾液が中性を保とうとする力には個人差があり、 唾液量も人によって異なります。 食事の間隔も重要なのです!
その他には、歯並びが悪く、歯磨きがうまくできない部分がある方も虫歯になりやすいといえます。
普段の食生活や歯磨きを気を付けることで、虫歯のリスクを下げていきましょう。