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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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皆さんこんにちは( *´艸`)
もうすぐGWです!!予定はありますか??
私は実家に帰省予定です。
皆さんはご自身の歯を鏡で観察したことはありますか??
歯の表面が一部だけ白く濁っているところが部分がある方はいらっしゃいませんか??
さて、それはなんでしょうか…
ホワイトスポットって聞いたことありますか?
今日はホワイトスポットについてお話します。

ホワイトスポットとは
ホワイトスポット(白斑)とは、歯の表面にできる白いシミのような斑点で、エナメル質形成不全の一種です。エナメル質石灰化不全症とも言います。
エナメル質形成不全の原因
エナメル質形成不全は、エナメル質が形成される8歳くらいまでの間に、下記のような影響を受けることで歯の成長が一時的に阻害されて起こります。
・栄養不足
・高熱をともなう肺炎などの疾病
・外傷
・フッ素濃度の高い飲食物を過剰に摂取(主にフッ化物濃度が高い地域の水道水など)
・永久歯の初期虫歯や、乳歯の虫歯の炎症
このほか、遺伝性のものもあります。
生えてきた永久歯に、表面が凸凹、穴がある、欠け、あめ色や白濁などに変色といった現象がみられますが、歯の一部が白いシミのようになったホワイトスポットは症状が軽い部類に入ります。形成不全(石灰化不足)を起こした部分はエナメル質の構造が非常に柔らかく虫歯を起こしやすいので、普段のお手入れが重要となります。
このほか、成長した歯であっても強い酸などによってエナメル質のカルシウムが溶け出し、ホワイトスポットができることもあると言います。たとえば、甘いものばかり食べていると、虫歯菌のひとつであるミュータンス菌が糖から強い酸を作り出し、この酸がカルシウムを溶かすことがあります。