虫歯になりやすい食べ物
* チョコレート
* ジュース
* 飲むヨーグルト
* ケーキ
* あめ・キャラメル
* 砂糖入りのガム
* クッキー
* ベビーボーロ
* ウエハース
虫歯になりやすい食べ物の特徴は、まず甘いこと。そして歯の表面にくっつきやすいものです。
糖分は虫歯菌にとってこの上ない栄養素です。糖分を取り込んでどんどん酸を作り出し、酸によって歯を溶かしてしまいます。あめやキャラメルは糖分がくっつきやすいだけでなく、1個では済まないことが多いのでずっと糖分が口の中に残ることになり、虫歯の原因になってしまいます。
虫歯になりやすい食べ物をみると、子供さんが好きそうなものばかりですね。いつも糖分たっぷりのものを食べていると糖分をとらないと我慢できなくなってしまうので、できればおやつは虫歯になりにくいものを選んだほうが虫歯になるリスクは低くなります。では、虫歯になりにくいものとは?
虫歯になりにくい食べ物
* 果物
* シュークリーム
* おにぎり
* チーズ
* おせんべい
* クラッカー
* ゼリー
* プリン
果物は糖分はありますが、虫歯になりにくいです。特にいちごにはキシリトールが含まれているので虫歯になりにくい果物です。
おにぎりやおせんべいは甘くないのでなんとなくわかる気がしますが、プリンやゼリーは甘いですよね。ですが他のお菓子と比べれば糖分が少なく、歯にくっつきにくいのでお菓子と比べれば虫歯にはなりにくいです。
乳児期は特に甘みを強く感じやすいので、小さいうちから甘いもののおいしさを覚えさせてしまうと、あとあと苦労することになります。3歳まではできるだけ甘いおやつや食べ物はあげないほうが良いでしょう。
虫歯になりやすいかどうかは、おやつの食べ方にかかっています。
それは、だらだらと長い時間食べていること。口の中におやつが入っている時間が長ければ長いほど、虫歯になりやすくなります。だらだらと食べていると、口の中は常に酸性の状態になるので、唾液の力で中性に戻す力が働くヒマがありません。
「中性に戻す⇒再石灰化」これがカギです。再石灰化というのは、虫歯をもとに戻す働きのことです。唾液によって歯が修復されると考えてください。
甘いモノを食べたあと再石灰化するまでには40分以上かかるといわれています。特に食べ終わるまでに時間のかかるアメは、糖分が少ないものでもちょこちょこ食べていると、ずっと口の中が酸性に傾いたままです。そのため、再石灰化する時間を与えないので虫歯になりやすいです。
アメだからいいや、ガムだからいいやと軽く考えがちになりますが、気を付けなければいけない食べ物です。だらだらと食べる習慣をやめ、遊び食いをしないことがベスト。再石灰化の時間を考えると、おやつの時間は何十分間と決めて、その時間を過ぎたら最低1時間は口の中を空っぽにしておく必要があります。
ついつい、お菓子を持たせておけばその間は子供が静かに遊んでくれるのでそのままだらだらと食べさせたくなる気持ちもわかります。できればアメなら何個と決めて、それを食べ終わったら次はご飯までアメは食べないぐらいの覚悟ができればいいですが「なかなか難しい」と思われるお母さん。
その場合はアメをやめて虫歯になりにくいおやつに変えるか、1時間以上口の中が空っぽにできるようにがんばりましょう。どうしても無理なら、食べたあとに歯磨きをするのもひとつの方法です。