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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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こんにちは。
今日はデンタルフロスのお話をします。

私は歯科衛生士として勤め始めたころから歯ブラシで1日一回、20分かけて磨いていました。
絶対虫歯にならないとタカをくくっていたのですが、歯と歯の間に虫歯ができていたんです。
よく考えてみたら、歯は必ず隣り合ってる横の面があるので、いくら歯ブラシを頑張っても隣り合ってる面に届くはずもなく、デンタルフロスをしなかったら虫歯になるのも必然なのです。

オススメのお口の清掃道具は何ですか?と聞かれたら、迷わず「デンタルフロス」と言います。
しかもオススメはY字のホルダーのタイプです。
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Y字型のデンタルフロスは、名前の通りにホルダーが”Y”の形をしています。
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Y字型のデンタルフロスと、F字型デンタルフロスとの違いは、持ち手(ハンドル)とは垂直に、横向きにフロスが張られている所です。
F字型のデンタルフロスは、持ち手と平行、縦向きにフロスが張られています。
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そんな、Y字型デンタルフロスの特徴やメリットについてお話いたします。
Y字型のデンタルフロスのメリットは全ての歯間を磨くことができるところ
Y字型のデンタルフロスは、フロスが持ち手に対して横向きについて張られていることは、お話したかと思います。
実は、これがY字型デンタルフロスのメリットの秘密なのです。
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そもそもY字型のデンタルフロスは、巻き型のデンタルフロスやF字型のデンタルフロスよりも後に開発されたものです。
フロスの付け方を工夫して、F字型のデンタルフロスでは磨きづらかった奥歯の間が磨けるようになったのが、Y字型のデンタルフロスなのです。
ホルダーの頭に横向きにフロスが張られていることで、奥歯までフロスが届きやすく、歯間にも入りやすくなりました。
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前の方の歯はF字型のデンタルフロスを使い、奥の歯はY字型のデンタルフロスを使うと磨きやすいかと思います。
F字型のデンタルフロスで奥歯を磨くことは難しいですが、Y字型のデンタルフロスで前歯を磨くのはそれほど難しくはないからです。
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ちなみに、F字型のデンタルフロスもY字型のデンタルフロスも、ホルダーの持ち手を親指と中指で挟んで持って、人差し指で力を入れて、フロスを歯の面に擦り付けて歯面のプラークを落とすのがコツです。
糸巻きタイプはこの力を歯面に伝えるのが難しいです。

デンタルフロスは虫歯予防に必須ですよ!