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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

歯があるということは、食事ができるという事です。
歯で食事を噛み切ったりすりつぶしたりする事で食べ物を消化よくする事ができます。
歯があまりないと、この行為ができなくなるため消化が悪くなり、便秘や下痢を引き起こしやすくしてしまったり、栄養がうまく吸収できなくなり、免疫力を下げてしまう事にも繋がります。

免疫力が下がると色々な感染症にもかかりやすくなってしまいます。
噛む、という行為は非常に重要な働きを持っているのです。

また、歯は食事の機能だけでなく、身体のバランスを保つ役割も持っています。
左右両方でバランスよく噛める事で身体のバランスを正常に保てるのですが、歯がないまま放置しておく事で相手側の歯が伸びだしてきたり、隣の歯が倒れこんできてしまう事もあります。そうすると今まで正常に噛めていた位置から噛みあわせがずれてしまう事で、肩こりや頭痛、腰痛といったからだの不調にも繋がってきます。

噛むという行為は、脳との関係も深いのです。残っている歯が少ない方は認知症にもなりやすいというデータもあります。
残っている歯が少ない方、噛みあわせが悪い方ほど記憶をつかさどる部分(海馬)や知的精神活動をつかさどる部分(前頭葉)の容積が少なくなっている傾向にあるという研究結果もあるのです。

食事ができる楽しみはかけがえのないものです。身体の不調や認知症にも関係してくる歯の健康を守っていきましょう。自分では健康だと思っていても定期健診で色々な事が発覚する事も予防する事もできます。しばらく歯医者に行った事がないという方は健康チェックのためにも定期健診の受診をお勧めします。