よく患者さんに「私は歯が弱くて虫歯が多いんです」と言われます。
歯が強い弱いは何で決まるのでしょうか?
乳歯のもとになる歯胚は妊娠7~10週目につくられます。
永久歯の中で最も早く生えてくる第一大臼歯や前歯は妊娠3~5ヶ月頃に歯胚ができはじめ、時間をかけて成長していきます。この時のお母さんの栄養状態が歯の強い弱いに影響すると言われています。
生えかわりが始まる6歳頃には、永久歯はあごの中で生える準備をしています。生えはじめの歯は未完成で、歯の根まで完成するには2~3年かかります。
この時にフッ素を塗布すると歯のエナメル質が強化されて、虫歯になりにくくなると言われています。