歯周病には、歯周病原菌といわれる細菌が関わっていると考えられています。
数十種類もの細菌が歯周病との関連を疑われており、他の感染症のように1種類の細菌が感染して起こるようなものではないようです。
歯の周囲の歯肉で繁殖した細菌は、毒素を作り出します。この毒素によって歯肉に炎症が生じて、腫れたり出血しやすくなってきます。この状態から進行していくと、歯と歯肉との間に隙間ができる歯周ポケットという状態になります。歯周ポケットの中は歯周病の病原菌の繁殖しやすい酸素の少ない状態であるため、歯周病原菌の繁殖はさらに進むことになります。そして歯周病原菌の毒素は歯を支える歯槽骨を溶かしていき、歯がグラグラしてきたり歯肉が下がってきたり歯が抜け落ちたりするわけです。
歯周病の直接の原因は、歯磨きが充分でないときに歯の周りに着く汚れであるプラークに含まれる細菌です。プラークがついたままだと歯周病は起こりやすくなります。
他にも歯周病と全身とのつながりも今でてきていますのでぜひ定期的なメンテナンスへ行きましょう。