歯周病菌が増殖して免疫細胞の白血球と戦い始めると、白血球を歯肉に大量に送り込もうとして毛細血管が膨張します。それにより、歯肉に腫れや赤みが生じ、膨張した血管壁は破れやすいので歯を磨くと出血が見られるようになります。一方、歯周病菌と戦った白血球の残骸から放出されるたんぱく質分解酵素が、逆に歯肉の細胞を破壊すしその結果、歯と歯肉の間に『歯周ポケット』ができてしまいます。
空気のない環境を好む歯周病菌にとって、歯周ポケットにたまるプラークは絶好のすみかです。さらに菌が増殖し、炎症が奥深くへと広かっていきます。
歯周病菌の中には女性ホルモンのプロゲステロンを栄養に増殖するタイプ(プレボテラインターメディア)があり、プロゲステロンの分泌が増える月経期は症状が増悪しやすく
また、歯周病による炎症反応で、妊娠中は陣痛を誘発するプロスタグランジンの分泌が促され、早産や低体重児出産のリスクが高まることもあります。
だからこそメンテナンスが大切になるわけです。
妊娠中はつわりなどで歯ブラシがあてにくい状態から不潔になりやすいのでそこから歯肉炎、歯周炎になる方々います。
そうならないためにも妊娠中は自分のためではなくお腹の中の赤ちゃんのためにもぜひ
メンテナンスへいきましょう!