お口にトラブルがある高齢者は転倒しやすいという傾向があります。
残っている歯の本数が関係いてくるもので、残っている歯の本数が多いほどしっかり噛めるので身体のバランスを保つ事ができるのです。
歯は食事をするためのものだけでなく、全身的に身体のバランスを保つ働きも担っています。
2010年時点で、過去一年転んだ事のない65歳以上の男女4万人について口についてのトラブルと転倒回数について関係を調べた結果、
●口の渇きが気になる男性…41%
●お茶や汁物でむせる女性…64%
と転倒リスクが高いデータになっています。
残っている自分の歯が19本以下で入れ歯を使用していない人は自分の歯が20本以上ある人に比べ格段に転倒リスクが高まっています。
歯はたくさんの働きを持っています。できる限り自分の歯を長く残す事ができるよう定期健診でのチェックをお勧めします。