今年は自然災害が多く、避難所での生活を余儀なくされる方が多い状況です。避難所では、大勢の人が生活するため、身動きがとりにくくなります。また、車の中で避難生活を送るような場合は、同じ姿勢で長時間いることが多くなります。
足を長時間動かさずにいると、足の静脈に血栓が生じ、その一部が静脈を伝って肺の血管を詰まらせさまざまな症状を引き起こし、最悪の場合は死に至る場合もあるエコノミー症候群が問題になります。
このエコノミー症候群に歯周病も大きく関与しています。
お口の中で炎症を起こす歯周病菌は血管に侵入して全身に回ります。
この歯周病菌は血管の中でも細菌の塊であるプラークを作り血管の壁に張り付きます。
これが血管の道を狭める血栓となり血流を止めてしまいます。
避難生活でもお口の中のケアはとても大切です。