歯の脱灰、再石灰化、ということばが出てきましたが、実際に歯はどんな物質でできているのでしょうか。 エナメル質、象牙質、ということばはご存知ですか?
歯は、下の図のように、表面をエナメル質という組織で覆われています。初期むし歯や軽いむし歯は、このエナメル質の部分が酸によって侵されることにより起こります。 エナメル質はほとんどがハイドロキシアパタイトでできています。象牙質も約70%がハイドロキシアパタイトでできています。ハイドロキシアパタイトとは、カルシウムとリン酸からなる、硬い結晶を指します。
ハイドロキシアパタイトは、カルシウム10分子に対して、リン酸6分子の構成でできています。
Ca10(PO4)6(OH)2