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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

今日は訪問診療についての続きです。
8)歯ブラシの選択はたいへん重要
長年にわたって療養されている方の場合、適切に口腔清掃がなされていなかったり、う蝕(むし歯)と歯肉炎が広範囲に認められることが少なくありません。

長い間ブラッシングを行っていない場合、歯肉がひじょうに脆弱(弱く)になっており、ブラシの選択を間違えると大きなトラブルを起こすことがあります。
この様な時は、衛生的な軟毛のブラシが適切です。
さらに最初は力を入れ過ぎたり、長い時間のブラッシングは避けるべきです。
歯肉の炎症の改善具合を見ながら、普通の硬さのブラシに替えていくことが可能です。
また柄が太くなった持ちやすい歯ブラシもおすすめです。
また歯ブラシの後、口をよくすすぐことも大切です。

9)口腔リハビリによって口腔機能や嚥下機能の向上を図ります。
脳卒中等の後遺症、また廃用(使わないことによる機能の変化)によって、歯と口唇、頬の動きの調和が崩れたり、食べたものをうまく飲み込めない方が、増えています。
このような場合、口腔機能の向上や嚥下機能を改善するような口腔の体操や口腔リハビリが大変有効です。
歯科訪問診療の中でも、症状によって口腔機能訓練や摂食・嚥下訓練も受けることが出来ます。
当医院でも実施しています。

10)在宅歯科医療について歯科医師会が重点的に取り組んでいること
1.
医科歯科連携
医科の先生方と相互に情報を交換し、安全な医療を提供するための連携が始まっています。
2.
多職種連携
ケアマネージャー、看護師、言語聴覚士、介護福祉士など、医療や介護の専門家との連携も進んでおります。