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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんこんばんは!今日は、フッ素って、なあに?というお話しです。

フッ素は、人体に欠かせない元素の一つです。この科学的な原則を応用しているのが、むし歯の予防に利用されているフッ素です。

私たちが健康を保つためには、約20種類のミネラルが必要です。
中でも、微量でも人体に不可欠な元素を「必須微量元素(ひっす びりょうげんそ)」と言っています。
それには、フッ素も含めて現在15種類あります。

フッ素は、成人の体には常に約2.6グラム存在しています。フッ素は、いつも食べている食べ物や飲み物にも含まれ、特に、煮干しや小魚などの海産物、番茶、野菜に多く含まれています。

フッ素は、歯を構成しているカルシウムと結合して硬くなり、歯垢から作られる酸にも溶けないように防護的に働くとともに、抗菌作用もあり、むし歯菌を寄せ付けない力も持っています。
また、フッ素の最も重要な働きとして、歯のカルシウムやリンが溶け出した初期の段階(むし歯の始まり)では、フッ素の働きで、再び元の健康な歯にもどしてくれる働き(再石灰化促進作用)もあります。

フッ素をむし歯予防に確実に応用できれば、40~60%のむし歯はおさえられるそうです。