歯の変色はさまざまな原因があります。
虫歯や神経が死んでいる状態、そして小さいころに服用した薬が原因で起こることもあります。
薬が原因で変色している歯のことをテトラサイクリン歯といいます。
この歯の特徴は前歯やカーブになっている部分の歯(小臼歯)の部分に左右対称に見られることが多いです。淡い黄色の状態や、褐色の状態、青みがかった灰色の状態、縞模様が見られる状態です。
この歯がおこる原因は歯が作られる時期に抗生剤のテトラサイクリンという薬を服用することでおこります。
お母さんが妊娠初期に服用していた場合、赤ちゃんの骨や歯の発育を阻害してしまい全体的に鮮やかな黄色の蛍光歯が固定されます。
テトラサイクリンの服用時期、使用量、薬剤の種類によって左右されますが、2歳くらいまでテトラサイクリンの大量摂取を行うと上の前歯、奥歯(第一大臼歯)におこる発現率は80%以上になります。
症状によってはホワイトニングによって改善できる場合もあります。