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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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金属アレルギーは年々増加する傾向にあり、予備軍も含むと今では12人に一人の割合で存在するといわれています。

金属アレルギーというと、ネックレスやピアスなど肌に直接触れるものが原因でおこると考えられますが、実は虫歯治療に使用されている金属も金属アレルギーを起こしてしまう原因のひとつであります。

作成した金属の種類によりますが、長い間口の中で溶け出し、身体の中に取り込まれアレルギー症状を引き起こすことで起こります。

主な症状として、手のひらや足の裏などに水泡や膿を持った膿胞ができたり、ぼろぼろ皮膚がむけてきてしまったりします。口の中の粘膜にも白く少しふくれた線状のものができてしまうこともあります。口内炎や歯肉炎、皮膚炎、発疹などの症状もあります。

保険治療で使用する金属には金属アレルギーを引き起こしやすいとされている金属を含む場合があります。特に昔の治療で使用されていたアマルガム(水銀)、銀歯の土台になる金属(銀合金)、銀歯(金銀パラジウム合金)、入れ歯(コバルト)などがあげられます。

アレルギーは個人により異なりますが心配になる場合は皮膚科での検査をお勧めします。

金属アレルギー対策としては原因となる金属を除去することですが、身体との反応であるため除去を行ってもすぐに改善するわけではなく症状が改善するまでには数ヶ月、それ以上かかる場合もあります。(個人差があります。)