お子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんが歯磨きを自分で行った後『仕上げ磨き』をされるのではないでしょうか。
小児では一人では完全にブラシングを行うことは難しく、また乳歯は虫歯の進行が早いこと、小学生など混合歯列期(乳歯と永久歯が混合している生え変わりの時期)は特に磨きにくく虫歯になりやすい傾向にあるため、仕上げ磨きが大事になってきます。
仕上げ磨きは手先が器用になる小学校5年生くらいまでは行って頂くとよいかと思います。(文字がきれいに書ける5年生くらいになるとブラシングも丁寧に自分でおこなえるようになるからです。)
ただ、保護者の方はお子さんに虫歯を作らせないようにと怖い顔で押さえつけてブラシングしたり、歯磨きしたの?と強い口調で言ってしまいがちになってしまいます。
そうなると、お子さんはだんだんとブラシングが面倒くさくなったりしてしまいます。
実はブラシングタイムは親子のコミュニケーションタイムなのです。まずはいきなり仕上げ磨きから入るのではなく、自分で磨く時間は親子で一緒に歯磨きを行う時間にしてみてはいかがでしょうか。特に小さいお子さんは何でも真似をしたがる時期があります。親の真似をすることでブラシングに対しての抵抗が少なくなってきます。自分で磨けたら褒めてあげて、磨き残しがないかチェックしてあげましょう。褒めてあげることでお子さんのモチベーションもアップしてきます。
もうすぐ夏休み。親子で過ごす時間も多くなるかと思います。ぜひ、歯磨きの時間も親子で楽しく取り組んでみてはいかがでしょうか。